2014年12月01日

老子 第三章


がんばって「老子」第三章いっちゃいます。
意外や意外、第三章の原文は政治のことを説いてる。
第二章でも言ったように宇宙の摂理は陰陽(裏表・月と太陽)で一体だ。
この世の賢者と愚者、金銀財宝と価値のないものなどは元々同じものにもかかわらず
人々は賢者や金銀財宝ばかりを貴重視する。
簡単に言えば老子はそれを止めろという。

具体的に言うと固定された価値観で
賢者を重視すれば競争はエスカレートし
金銀財宝を貴重視すると犯罪が起こる。

彼はそういう政治は良くないという。
価値があると誰かに決められている金銀財宝なんて、いざとなっても食べられないものだし
例えば難破して無人島に漂着した金持ちが部下に金ならいくらでもやるからお前の食べ物も食わせろと言ったって無駄よね。
さらに俺は賢者だ肩書きがあるから命令を聞けなんてばかげてるよね。
誰かが決めた価値観なんて一度リセットしてしまえば振り出しに戻るのよ。

今の世の中でも何でか解らないけど
生まれたときからそういう価値観が決まっていた。
みんなで少数の特権者にへこへこして
ぎりぎりの生活しながら遠くから拝むことしか出来ない金銀財宝を信仰する。
理由は
昔からそうなっているから、みんなそうしているから
常識、世間体、道徳・・・・ありがたいマニュアルにそう書いてあるから意味なんて考えちゃ危険よとか。

老子はそれが政治のせいだという。
そして彼は「聖人の政治」をすすめる。
聖人の政治なんて良い響きだけど何なの?

チャネリングの答えでは
まず政治でお金の心配を無くす、お金自体を無くしてもよいと。
だから金銀財宝なんてただの石ころに戻る。
すると人民の心から一番大きな欲望と葛藤が消える。
価値のないものなんて盗んでもしかたがないから犯罪も減る。
そして国民はしっかり労働し医療や福祉は政治が支える。
まとめれば
欲望を減らし体をいたわるのが聖人の政治だそうだ。

欲望を増やし体を犠牲にする現在の生き方は
過去の政治が決めたルールだ。
いつか聖人の政治が舞い降り、
リセットできる日は来るのだろうか?

  


2014年12月01日

生命力の人


「私にはあらゆる障害にもくじけない生命力があります」  


Posted by ダルマ at 06:00Comments(0)朝のアファメーション