2014年12月28日
2014年12月28日
老子 第十五章
老子 第十五章
昔はタオ(道)を知る大人物がたくさん居たそうである。
彼らは決して無理をしないから消耗しない。
安らかにくつろいでいるかと思えば
知らぬ間に動いて仕事を片付ける。
実に無駄が無い、自然の流れのよう。
実にビューティフルな生き方だ。
この世で一番美しいものは自然なるもの。
この世で一番醜いものは不自然なもの。
現在はタオ(道)を忘れた時代かもしれない。
思い出すにも何を思い出してよいのかさえ解らない。
タオなんて出世するのに何の役にも立たない
と思っているだろう。
世に出ようと策略する人間は小人物だ。
大人物は自然と世に出てしまうかもしれない。
しかしタオの大人物は出世なんて興味が無い。
そもそも自分の力を世に誇示することに何の意味があるのか?
タオの大人物はいつも自分でいられるのがただ嬉しい。
古いものを新しくして行くのがただ楽しい。
自然と共に生きていくのがただ愛しい。