2015年12月04日

老子 四十七章 「最後は自分の誠実さ」


四十七章

この世間では優秀な人が沢山いるらしい。

様々な外から得た知識や古い道徳を暗記し
先人のマニュアルにのっとり
高い地位も手に入れてらっしゃる。
もちろん名誉も金も
うなっておられるのであろう。

しかし、その優秀と歌われる人が自然界
例えば無人島に漂着したとしよう。
いやそこまで飛躍しなくても
前例のない、まったく新しい不測の事態に
自分で考えて何かを決断するときに
外から得た知識はほとんど役に立たないのではないだろうか?
なぜなら外から得る知識は常に古くなるからだ。

例えば
誰かが今、
新しい問題で急に困っていても
古い法律では助けることが出来ない。
たとえ
国会で法案改正を審議していても
国会議員のスキャンダルが発覚
なかなか本審議が進まないうちに
困っている人々は死んでいく。

誰もがこれはおかしいと思っても
どうにもならない。

世間で言う優秀とはそういうことだ。

でもどうだろう
私たちが
もっと自分の今の心や魂に正直に生きてみれば
世の中はもっと進化するような気はしませんか?
外に知識を求めず内(タオ・道)に知識を求めてみてはどうだろうか?

他人や世間の体裁より
自分自身の誠実で生きてみようよ。



ダルマ

ヒーリングサロン フェアライト
073-447-1090