2015年12月18日

下町ロケットのタオ (老子番外編)


皆さま
阿部寛さん主演の「下町ロケット」ご覧になっていますか?

12月20日・日曜日
夜7時からは総集編+最終話です。
見逃した人も感動のチャンスですね。


一見よくある下町の工場が舞台ですが
その会社は大企業にも勝てる開発研究の技術力や
様々な特許を取得しています。
そして、ロケットの主要部品から
医療の人工心臓の要まで
挑戦していきます。

そして巨大な企業とぶつかります。
技術では勝っても
卑怯な大組織には負けてしまい
製品が採用されない
不本意な現実が突きつけられていきます。

しかし、この会社は逆境を乗り越え
どんどん強くなっていきます。

半面、技術で劣る大企業は事故で
人命を失っていきます。
卑怯な方法を使って製品を売れるから
技術力も上がりません。
最先端ポイ技術も
パクリで出来ているふりをしているだけです。




タオの世界では
独占や極端に有名になることを
良しとしません。

下町ロケットの町工場の社員は
楽しくて生き生きしています。

半面、対抗する大企業の社員は
苦悩に表情が歪んでいます。

世間ではドラマに出てくるような
大企業の社員を成功者といいますが

タオでは下町ロケットの町工場の社員のような
生き生きした生き方を推奨しています。





追記


先ほど妻の庵寿に聞いた話ですが
下町ロケットで阿部さんの
娘役の女優さんが
土屋太鳳
「タオ」さんでした(笑)
なるほどなるほど。


下町ロケットの原作は池井戸潤さん
「倍返しだ」で有名な半沢直樹シリーズなども
書かれていますよね。

彼はバブル時代の
僕と世代が同じで
金融関係にお勤めだった?という
経歴にも共通点があり
共感やりやすいのかもしれません。

しかし、
現在の金融機関は
もっと平和じゃないですか?(笑)
それとも時代は変われど
人間の本質は変わらないのかも
しれませんね(笑)


それにしてもドラマ制作は
原作二冊を
みごとに
前半と後半に分けて
表現していますよね。

昔なら「下町ロケット2」として
続編になるところでした。
このような
一度で二度楽しめる展開は
今後ドラマ制作の現場でも
流行になるのかもしれません。

それだけ我々が
変化や刺激を求めることに
なってきているのだと思います。







  


Posted by ダルマ at 13:14Comments(0)老子 タオ(道)

2015年12月18日

老子 六十一章 「あえて弱者となり」


六十一章

世間では誰もが成功を目指す
それは強者を目指すのと
似ているのではないだろうか?

しかし、老子はあえて弱者を評価する

本来は強者の器でも
あえて弱者となることで
道を成すと言う。

これは強者に怠けろと言っているのとは
少し観点が違う。

タオでは
強者や大国は川に例えると下流だと言う。
小国はこれに合流し海(タオ)を目指す。
お互いが寄り添うことで
この愛は成就する。

寄り添うとは弱者の性質だ。
強者もあえて弱者となり
お互い寄り添うことで
道は開ける。

これは老子の語る愛の原理ではなかろうか?




ダルマ

ヒーリングサロン フェアライト
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