2015年12月20日

老子 六十三章 「心の対立を超えて」


六十三章

人間はとかく小さなものは問題にしない。
そして大きくなってから論じるものだ。
しかし、論じたところで後の祭りなのかもしれない。

それは単に
大と小の違いに
惑わされているだけなのだ。

それはある意味今日のテーマでもある
心の対立だと理解すれば
少しは解決できるのではなかろうか?

もっと解りやすくいうと
この場合は
善と悪の対立だ。
例えば
小さな問題はまだ善で
大きな問題は悪。

しかし聖人は知っている
小さな問題は大きな問題の核(種)なのだ。
小さな問題もやがて大きな問題になっていく
大と小、
この二つは同じものなのだ。

だったらまだ深く根を
張っていないうちに取り除けば
楽ではないだろうか?

聖人は終生、
大事件に直面することがないと言われます。
それは単に運が良いだけではない
対立の無い心のあり方が
作用しているのでは
ないでしょうか?




ダルマ

ヒーリングサロン フェアライト
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