2017年01月23日

老子の歌「老いとともに生きる」


我々は
いつか老いていく
それは、
成熟していくことだ
気付いていくことだ
降りていくことだ・・・・

全ては
解き放たれる
自由への道だ

いま既に老いた人も
これから老いていく人も
全て同じことだ。

僕も今年55歳になる。
この現在では
たぶん初老ともいう時期を
迎えていく。

だから今
老子とともに
老いについて
語ってみたいと思う。

人間には
それぞれの寿命があり
時には
若くして死んでいく人もいる。

若くして死んでいく人が
老いを知らずに死んでいくのか?

それとも
それがすべてなのか?

時間の使い方は、
人によって違う

もっと別の
言い方をすると
体験の仕方が違う

例えば
1935~1959年に
活動した
ビリーホリディという
黒人ジャズシンガーがいた。

たぶん日本では
あまり知られていないが
当時の三大歌姫の中でも
頂点と呼ばれるほどの
天才だ。

彼女は若いころから
普通の人では
たぶん体験しないような人生を
歩んでいく
そして、
ボロボロになり
1959年、
44歳の
人生に幕を下ろす。

彼女の歌は
強烈だ
狂気だ

そして、
静寂だ
清純だ

彼女は
この相反する
光と影を同時に
意識しながら
体験している
ようにも感じる。

実際には
その様に
合理的に感じる
人生では
なかっただろう

正に不幸を
絵にかいたような人生が
後押しして
普通の人では
到底及ばない特殊な領域が
セットになっている。

その中で
正に命を
燃やし尽くして
歌いきったのだ。

彼女の老いは
短時間で
燃え尽きたのだ。



我々は
命を燃やして生きている

だから、
いつか燃え尽きるまで
燃やし続けるしかない。

人生は様々だ

煙を発しながら、くすぼる人生

一瞬で燃え尽きる人生

じわじわ燃え続ける人生

力強く燃える人生

火の消えてしまったような人生

貴方がどこかで
この様な時期を
体験しているだけで
状況が
変貌していくこともある。

例えば
まるで嵐の前の静けさや
祭りの後を迎えるために
踊り続けることも。



さあ人生を豊かにするために
そのエナジーを感じてみよう。

「老いとともに生きる」





ダルマ

フェアライト

073-447-1090








  


Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)