2017年01月30日

おはよう老子「雨のち晴れ」


朝起きて雨が降っていると

雨の日のことを思い出す。

そして、
昼から晴れてくると
もう雨の日のことは
忘れている。

我々の思い出は
単なるイメージだ。

ある意味
嘘の思い出だ
どれほど記憶力に自信のある人でも
正確に記録されていることはない。

それは、
人間の脳のシステムが
そうなっているから
間違いないと
確信させられているということだ。

だから、
我々はいくら気を付けても
間違いの連続なのだ。

そう思っていた方が
安全だ。

でも、なかなかそう思える人はいない。

やはり、脳のシステムだからだ。

だから、
強い価値観で確信して
立派に生きているつもりが
単なる支配なのだ。

人間は
自分の考えを
他人に押し付けるのが
得意だ。

その反対に
他人の考えを
押し付けられるのは
苦手だ。

穏便に世渡り上手だと
思っている人は
押し付けられることを
我慢しているだけなのだ。



人間の価値観は

太古の昔から

支配者と支配される人々を
作り続けてきた。

それがある意味
最善だったのか?

たぶん
その時点で最も安全な
社会の
システムだったのだろう
と老子は言う。






ダルマ

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Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)