2017年03月11日

老子の心理学「事の真実」


老子の心理学というものがあるとすれば(笑)

かなり厳しいことを言ってきそうです。

かなり厳しいとは?
本当のことという意味です。

本当のことや
真の姿を「知りたいようで
知りたくない」のが我々人間です。

その「知りたいようで
知りたくないとは?」

前者の「知りたいようで」とは
自分にとって都合の良いこと
それは、良くも悪くも
想像の範囲のことですね。

後者の指す「知りたくない」方は
もちろん
あなたの想像を超えた
想定外のことです。

さて、今日のテーマ
「事の真実」とは
いったいぜんたい
何なのでしょうか?

解らないことが
起こっていると
心配なので
誰かに「事の真実」を
聞いてみたいです。

でもそれを
その人の捉え方で
教えてくれるだけです。

貴方は
その人の意見や捉え方を
聞いているのではない
「事の真実」を
聞いているのですよね。

でも
「事の真実とは?」の
現実(からくり)を
簡単に表現すると

「貴方がどう捉えるか?」
が「事の真実」だと
貴方は思っています。

だから
貴方の捉えたものが
その「捉え方(傾向やプログラム)」が
貴方にとっての
「事の真実」なのです。

誰が何と言おうと
いったん貴方が決めた
事の真実は
現実として出来上がり
変わらないのです。

例えば
誰かが
貴方を愛したとしても
貴方がそれを
愛とは認めなければ
愛さえ無力なのです。

実は
老子の心理学では
「事の真実」は
無色透明なのです。

それを貴方がどう捉えるか?
どんな価値観で色を付けるか?

其のあたりを
物質世界では
「事の真実」の
常識(正義)と呼んでいます。

だから、
物質世界では
行き違いと
争いが絶えません。

でもこれ(常識や正義)は、
巧妙に出来過ぎていて
普通は
このようなこと
(事の真実が貴方の捉え方次第)の
からくりには
気付けないように
なっているということです。

「事の真実」とは
摩訶不思議な
無色透明です。



たぶんこのような話を
聞いただけでは
何も変わりませんが

老子の心理学ですから(笑)










ダルマ

フェアライト


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Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)