2017年06月12日

ネオ老子の道「後悔」


何カ月か前に見たドラマが
実際に僕の人生にあった後悔について
考えるヒントをくれたので書いてみます。

熟年サラリーマンの
再就活についてのドラマだった。

主人公が体験するのが
離婚、解雇などである。

物語の前半は
ふとしたことから
一流企業の出世街道から
転落していく様を描いている。

しかし、
後半になり
そこから彼は気付きだす
人生にあるのは
「あるがまま」と
「変化のきっかけ」だけだと。

この主人公も
35年も会社一筋で頑張ってきて
最後は陰謀にはめられて解雇なんて
可哀想だが
「成るようにして成った」というか?
後から考えると
「それでよかった」というか?
そう思ったらしい。

ドラマの最後あたりに
会社での誤解も解けて
元居た会社から
「重役待遇で戻らないか?」
と新会社の社長就任へと打診される。
しかし、
やはり何かに気付いて
結局断るシーンがある。

人生の中では
この気づきが一番大切というか?
それは、
「同じ過ちを繰り返さないこと」
しかし、
主人公は
こんなに良い話を断って
「一生後悔し続けるのだろうな」とも言う。

そして、なんと
この「後悔」が大切というか?

ここ(後悔の質感)が
ぼくの気付きだったわけ(笑)

何を言っているのか
解らないかもしれないが
これだけは
体験した人にしか
わからないし
そのような体験が必用ないなら
解る必要ないのかもしれないので
ご安心ください。

何度も書きましたが(笑)
僕は昔
死ぬ思いで
17年ほど張って
証券会社で成功路線に乗った。
突然辞表を出したとき
「重役コースを棒に振るのか?
考え直さないか?」と
世話になっていた役員からも
引き留めていただいた。

それが口約束にしても
当時の僕の後継者や
同期の連中が
実際に今
何人も重役になっているから
もしかして
チャンスはあったのかもしれない。

ここだけの話ですが(笑)
無理やり会社を辞めてから
20年近くたつが
当時のことが
未だに夢の中に出て来るし
不安で毎晩のように
うなされることも
数えきれないほど
あったわけだ。

きっと僕の中では
未だに大きな「後悔」なのかもしれない。

しかし、
その「後悔」が大きいから
そして、
現実的に断念出来たから
今得ているものが在るというか

今の人生は
その断念と後悔
無くして語れない。

トータルで見れば

もしあの時辞めずに
後悔のない人生を選んでいたら
逆に今あるものを
断念していたかもしれない
当時から見れば
未来を断念することの方が
よりキツイ(味わい尽くせない)
後悔になっていただろう。

だから、この先も
この後悔が終わるまで
しっかり味わい尽くすとよいのだと思う。

たぶん、後悔にも
このような
味わい尽くせるものと
味わい尽くせないものがある。

だから
どちらの後悔を選択するか?
が大切というか?

僕は味わいつくせない後悔を断念して
味わい尽くせる後悔へとシフトアップ
道を切り開いたわけだ。

上に書いた
ドラマの主人公も
味わい尽くせる後悔を選び
一生後悔し続けるわけだ。

素敵な人生の選択だとは
思いませんか?

まあ発想が
老子だから(笑)

特殊なお話です(笑)







ダルマ

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Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)