2014年12月16日
老子 第九章
老子 第九章は「引き際」のお話
何事にも引き際がある。
まだ寿命が残っていようとケチな気持ちに苦しもうと
自分のやるべきことが終わったら
さっと幕を下ろして引くのが良い。
戦国の世でさえ、賢い戦の勝利は腹八分といわれた。
例えば
弓はいっぱいに絞れば後は放つのみ、それ以上絞れば折れるだけ
株も天井の次は暴落
鋭く研ぎすぎた刃物は折れやすい
金をため過ぎても次は奪われ失うのみ。
何でも程々を知るのは難しいが
引き際と見て引いてしまえば簡単だ。
年寄りがいつまでも社会の実権を握る世の中は進歩しない。
年をとれば外界への干渉はさっさと止めて
内側(自己)への旅に出るべきだ。