2015年02月22日

「反対の法則」 老子 第三十六章

「反対の法則」 老子 第三十六章
戦国時代の話だが
長年続く均衡の取れた敵を
完全に滅ぼしたいのなら
まず援助して盛んにしてやるという作戦がある。
盛んなものは必ず滅びるというのである。

もし力ずくで滅ぼしても
必ず相手は再建してくる。
しかも前よりも強くなっているものだ。
大戦や震災後の東京もそうだった。



心の法則も同じである。
たまたま成功したからといって
調子に乗って心まで慢心すれば
必ず破滅する。
伸びきった心は縮みやすく
危険なのだ。

物事は行き過ぎると反対へ極端に戻ろうとする。
仮に「反対の法則」とでもいいましょうかface02

でも
ほどほどが大切なのは解っているが
成功したら自慢もしたいし
支配もしたくなるのが人間の感情だ。

歴史も
繁栄と滅亡、
この繰り返しばかりだ。
どうしたらよいのだface02?


だったらその成功を自分の手柄と思わなければ良い。

そのために昔の人は神社やお墓を発明したのかも。
それらは成功した人々が御礼をする場所だ。
実際、何でも宇宙のおかげなの
貴方が努力できたのも
その環境を
宇宙が与えてくれているわけだから。
本気で感謝しなよ。
慢心を防ぎ程よく続けるためにね。


今みたいに困ったときの神頼みで
誰もが神社に押しかけ
しかも願い事なんてとんでもない話で
正月に一回だけ五円玉を入れて
自分や家族だけが幸せになろうなんて
あつかましい限り
もっと努力してからお礼に行きなよ。

これらもある意味伸びきった心ですよ。
それって実は最初から
破滅を望んでいるようなものだって思いませんか?
だからうまくいくどころか
出てくるものは心配ばかりで
そういう危険な心に支配されてるのよ。

「反対の法則」に気をつけて
ほど良い心を持とうね。








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