2017年05月02日

老子の悲しみ


老子の言う悲しみ

「人はどうして悲しむのか?」

当たり前ですが
悲しいことが起こると
悲しみます。

大切な誰かが死ぬ
何かに失敗する
失望や絶望の出来事が
悲しみを齎せます。

さてもう一度同じ質問です。

「人はどうして悲しむのか?」

老子の考えでは
自身が絶望の淵に立った時に
そこから生き残るために
悲しむそうです。

悲しむことで
葛藤を統合しています。

そこから生き残るための
エナジーを得ています。



ただし、
自身に
何もないのに
葛藤がないのに
悲しむのは
逆にエナジーをロスします。

例えば
流行りの悲しい映画を見て泣けるとか
人の話に無理やり同情する場合です。

その場合
潜在意識下では
実際に本人の葛藤がないのに
葛藤があると思いこみ
統合(この場合は悲しみ)を始めます。

その状態を
ガソリンがないのに
空焚きを始めるようにも
例えられるかも知れません。

車なら動かずに
止まってくれますが
人間の場合は
他からエナジーを
回してしまいます。

大切な貴方のエナジーを

もしかして
それらは
恋愛や出会い
お金を稼ぐための
エナジーだったかもしれません

それを泣ける映画に使ってしまいます。

もちろん体感的には
エナジーの無駄遣いですから
快感そのものです。

人間はそのような
麻薬に簡単にハマルということです。


泣ける映画はないか?
泣ける話はないか?
他人の不幸はないか?と
外部に捜しさまようわけです。

それも人間の
隠された欲望の一つなのです。

欲望にもいろいろあるということですね。

老子さん(笑)




ダルマ

フェアライト

073-447-1090



修練会のため
八日月曜日まで
お休みしております。
  


Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)