2017年04月01日

老子の嘘


いよいよ四月です。

エイブリールフールにちなんで
嘘についての
お話をしてみようと思います。

そもそも嘘とは何でしょうか?

嘘をついたつもりが
感謝されることもあります。
その逆に
本当のことを言ったために
トラブルが発生することもあります。

嘘が良いとか
悪いとか
状況によって
使い分けてしまいますが
そもそも
嘘とは
狭い視野から
発生するものだと思ってください。

何故なら
人間の潜在意識は
嘘を見破るからです。

みんな深いところでは
嘘だと解っていて
あえて狭い視野に
してしまう状況で
騙されているのです。
どちらかというと
騙されたふりをしているのに
近いかもしれません。

ではどうして
騙されたふりをするのでしょうか?
それはその方が
安全だからですよね。

例えば
会社で
上司のことを
「悪人だと気付いている」と
部下がわざわざ本人に告げるでしょうか?

そんなこと伝えると
危険ですよね。
上司は良い人だと
思わされている
騙されている
演技をしますよね。

でもしばしば
演技と
実際の
区別が
解らなくなってしまいます。

そうなると
今度は自動的に
自分自身を騙してしまいます。
自分に嘘をつくわけです。

これで嘘をついている自覚も
消えてしまい、
ずいぶんと楽になります。
これは自己欺瞞の一つで
無意識な自己防衛手段です。

嘘は貴方の感情を
守ってくれると同時に
貴方の自我を
無茶苦茶にします。

何かを守るためには
何かを犠牲にすることが必要だからです。

今のあなたにとって
何が一番大切かということです。

感情か?自我か?
嘘か?真実か?

ここまで考えて生きている人は
少ないと思います。

老子の嘘とは
なかなか知りたくない
課題なのです。








ダルマ

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Posted by ダルマ at 07:00Comments(0)老子 タオ(道)